むかごと長芋の畑よりの最近のブログ記事

※今回の募集は終了しました。


先月、生産者さんを訪問したときに企画が突然たちあがって、早半月。
ようやくお知らせできるところまでこぎつけました。

チームむかご新体制の中での初めての手作り企画。みなさん是非ご参加ください!!




以下は体験ツアーの概要です。

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チームむかご主催:畑に行こう♪ 枝元なほみと行く茨城北浦のむかごとり

小さなむかご料理教室つき

 
むかご農家089.jpg小さい粒の中には栄養いっぱい、食べ方も簡単でおつまみにもおやつにも便利な"むかご"がまもなく収穫の時期を迎えます。
産地で収穫する楽しさを体感し、農業のお話を聞きながら、おいしい料理を食べて交流しませんか?

"むかご"を食べたことがある人も、知らない人も、その魅力を十分に堪能できる"むかご収穫体験"にご家族でぜひご参加ください。



◆チームむかご主催:むかご収穫体験ツアー概要


日程10月30日(土)
10時〜15時予定(現地集合・解散) 
雨天決行(台風などの荒天の場合を除く)
集合場所

農業生産法人(有)くらぶコア※

茨城県行方市次木580-1(TEL0291-35-3717)

※現地集合になります。

         電車:鹿島臨海鉄道大洗線 新鉾田駅からタクシー

         自動車:常磐自動車道 高速千代田石岡ICから約27km    

 

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◇むかごとりツアー詳細ページへ >>



直接のお問い合わせは下記までお願いいたします。


◆むかご収穫体験ツアーに関するお問合せ  

チームむかご事務局

 メール:info@mukago.jp

 電話: 080-5363-7736 担当:植木


※ファーマーズマーケット会場でも受付けしています。

みなさんと楽しいひと時を過ごせることをスタッフ一同楽しみにしています!
それでは、畑でお会いしましょう!


チームむかご発足以来、私たちからむかごとゆり根を仕入れてくださっているフランス料理店、Le Bourguignon(ル・ブルギニオン)さんにむかごとゆり根を届けにいってきました。

オーナーシェフの菊池さんと少人数の若いスタッフの方々が切り盛りされているお店で席数はシェフの眼が届く20席ほど。雰囲気も可愛い上に2009年にはミシュランの一つ星にも選ばれている、実力も兼ね備えた素敵なお店なのです。(店内の様子はこちら>>紹介ページ

IMG_0219.JPG
Le Bourguignon 外観

六本木ヒルズの大通りから見て裏手にたたずむお店は、門から入口まで鮮やかな緑が続いています。
お店が面している通りから見ると、こんもりした緑の木が目印になります。

Le Bourguignonの菊池シェフは超癒し系キャラのかたで、わがリーダー枝元なほみも大ファン。

「新居祝いパーティーでワインオープナーを店から持ってきて下さったことは一生忘れません。」(枝元)

とのこと(笑)。
とっても優しいかたで、今日もシェフ自ら笑顔で品物を受け取ってくださり、お店の外観の写真をブログに掲載する許可も頂けました。

今日持っていったむかごは那須の市村農園さんの無農薬長芋むかごで皮が薄くて味が濃い数量限定品です。
ゆり根はマーケットでもお馴染み山西農園さんの大玉ゆり根。

このむかごとゆり根が、菊池シェフによっていったいどんな料理になるのか、とても楽しみです。
できることなら自分でレポートしてみたいです。(財布と相談!)


むかごとゆり根、気にいっていただけると嬉しいな...と思いつつ最近届いた電動アシスト自転車(名前募集中)でお届けにあがったのでした。

ところで名前といえば、むかごはフランス語ではなんていうんでしょうね。




  Le Bourguignon(ル・ブルギニオン)
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住所 港区西麻布3-3-1
電話 03-5772-6244
アクセス方法 六本木駅1c出口より徒歩12分
営業時間 11:30AM~L.O.1:00AM/6:00PM~L.O.9:00PM
定休日 水曜、第2火曜

★Le Bourguignonが紹介されているサイトはこちら>> http://www.kersol.net/magazine/rfe4/10



大きな地図で見る
おとといの水曜日、青森は十和田のむかご生産者、中野さんご夫妻が東京にいらっしゃいました。
枝元なほみ宅で夕食をご一緒させて頂きました!

R0010828.JPG
中野さんご夫婦(右)と枝元なほみ
(左の女性は東京に住んでいる奥さんの先輩の園部さん)

中野さんは、チームむかごが新聞にとりあげられた際に直接連絡をくださった生産者さんで、短形自然薯をはじめ、たくさんの作物を栽培していらっしゃいます。


ワインを飲みながらチームむかごの説明と農作物の流通の問題について話が進んでいきました。
「ゴボウは消毒してある白いものの方がよく売れるんだ」と中野さんが流通業者さんに指導されたという話を聞いたときは「どうして?」と疑問を抱かずにいられませんでした。。。


ひとしきり話をしたあとは、中野さんが送って下さった短形自然薯と市村農園さんのむかごを使って、枝元が即席料理♪

R0010834.jpg自然薯焼き

R0010833.jpg
むかごと豚肉の甘辛炒め

どちらもおいしゅうございました。



チームむかごのウェブサイトが新しくなりました!

もうこれはブログを書くしかないですね!

(マーケットでお客さんから直接「ブログ見てますよー」

っていうのがやっぱり一番うれしいです)


さて、タイトルの通り久々のむかご行脚(あんぎゃ)の旅に出かけてきました。

今回の行脚の目的はずばり、「ギルドのみなさんにむかごの収穫をお願いする。」

3年目を迎え、徐々に販路を拡大してきたチームむかご。

新たな生産者さんとのつながりを求めて今回は茨城県へ行ってきました。


 

生産の現場(農家さんの畑)、販売の現場(ファーマーズマーケット)は見たが流通の現場は見たことがない! 

ということでチームむかごが知り得るなかで一番たくさんむかごを流通させてくださっているグリーン情報ネットワークの西牧さんの案内のもと、大田市場の見学に行ってきました。さわやかな朝の7:30です。

東京中央卸売市場のサイトによると、「特に青果物については、水産物における築地市場と同様、施設規模・取扱量ともに我が国最大の市場である。」とのこと。写真はごく一部に過ぎません、そしてこの建物と同じようなものがあと3つくらいあったような気がします。(小さい写真ですみません)


市場の中は構内運搬車両(写真)が縦横無尽に走り回っていました。

たまに車両同士でぶつかったりするらしいです。結構なスピードが出てるように見えましたが大丈夫なんでしょうか?

 

運搬車.JPG


構内運搬車両が往来する中を平気で渡っていく西牧さん。ついていくのに必死でした。

 

中に入って最初に目に付いたのは中卸のお店でした。

市場でお買い物をするには業者としての登録が必要で、

<(登録した業者の人たちは車のナンバープレート見たいなのがついた帽子をかぶっていました)

登録していない一般の人たちはこの中卸のお店からなら買うことができる、とのことでした。

 

 

中卸のお店の並びを抜けると、いよいよ市場らしくなってきます。

広ーいスペースにいろんな産地・品物のダンボールが並んでいて、

そこかしこで競りが行われていました。

 

写真のように競りようのステージみたいなもので行われるのはその日の目玉商品だけで

あとはお目当ての商品のダンボールの周りに人が集まってきて、小規模の競りが行われていました。

通りがかっところではナス5kgが入った箱の競りが行われていたのですが、驚いたのはその値段。

1箱、5kgで300円とか400円とかでみなさん争っていました。

なす5kgだと多分50本くらいになると思います。確かに50本もいらないかもしれませんが、

旬でたくさん取れる野菜のあまりの安さにびっくりでした。

 


 

一通り市場を見て回った後は、冷蔵庫へ。

市場の中に並んでいるもので冷蔵する必要があるものは、午後になるとまた全部冷蔵庫に戻され、

また次の競りの時間に出されるのだそうです。

市場の始まりの時間は大体夜中の2:30くらいからで、早い時間は大手のスーパーなどが多いそうです。

流れとしては

市場→流通センター→各店舗 

という流れだそうです。

 

ざっと見学したあとは隣接するホテルで朝食となりました。

11階のホテルの11階にレストランがあって、都立東京港野鳥公園も見渡せて眺めは最高。

 

 

レストランではいろんな話を聞くことができました。そのなかで

「昔は仕入れ担当のバイヤーが個人の判断で仕入れを行うことがあったが、最近のインターネット注文にと業務のマニュアル化によって予定されていた商品以外の入荷が体制的にもできなくなっていて、売れ残ってただ同然で取引されるものが多くなった。」(西牧さん)

という話をきいて、スーパーに限らず、便利さの代わりに失くしてしまったものがたくさんあることを強く感じました。

 

レストランのあとには、でっかい幸水・でっかい種無しピオーネ・きたあかり1箱・ねっとり長芋1箱

  とものすごい量のお土産をいただき帰ってきました。

 

西牧さん、貴重な経験ありがとうございました!

これからもチームむかごをよろしくお願いします!! 

 

 

むかご

mukago20080426117.jpg

<むかご>という食べ物をご存知だろうか?長いもや自然薯の地上部分、つた状にからまる葉の付け根にできる球芽のこと。直径がせいぜい1.5センチくらいの小さな粒で、種みたいな、実みたいなもの。

 小さな白い山いも状の粒の周りを濃い茶色の皮が覆っている。熟するとぽろりぽろりと地面に落ちて芽が出てくるのだが、最近の山いもは種芋になる一部を切って植え、そこから大きくする方法をとっているので、<むかご>から芋を育てることはほとんどない。だから山いもの畑を訪ねると、だいたい<むかご>は放置されたままだ。

 農家の人たちは、作物である地面の下の山いもを一所懸命に掘らなくてはならないから、お金にならない<むかご>に手をかけている暇がない。植え方や作り方が改良されて、機械の助けですべて手で掘らなくても済むようになったが、それでも60~70センチもある長いもほるのは大変だ。少しだけ手伝わせてもらった私は、情けないことに芋を折った上にぜーぜーと息をきらせた。農家の人はなんと大変な仕事をかるがるとなさるのか、畑に行くといつもリスペクトの心がふつふつと湧いてくる。

 なんとかして農業の役に立ちたい、と思うようになった。農家の継ぎ手がいない、とはよく聞くこと。年間で、新たに就農する人よりも国家試験を受けて医者になる人のほうが多いのだそうだ。例えば、私、医者はここ何年もかかっていないけれど、米や野菜は毎日食べる。作り手がいなくなったら、材料がなくなったら、おいしいもまずいも言ってられなくなるじゃないか、心底思う。それでも、暗い気持ちばかりでは先に進めない、明るくいこう、そうも思うのだ。そこで話しは戻って<むかご>。

 山芋界(?)にあると思われるヒエラルキーは、自然薯が一番、次が大和芋、それから長芋、という粘り気が判断基準。でもね、周りを見回すと、「山芋をよくすりおろすよ」と言う人はどうも少ないのだ。粘り気に粘り強く執着する人は減っているのじゃないか、そうも思うのだ。

 その点<むかご>は、すりおろす手間も手がかゆくなることもなく、塩ゆでや素揚げにすればそのまま食べられるし、米にのせて炊くだけで、むかごごはんというおいしい炊きこみご飯にもなる。もし、存在が認知されて、その簡単な料理法が広まれば流行るのじゃないか、そう思いついたというわけです。

 今は捨て置かれているものが農家の人の収入になり、新しい食材が増える、そう思ったらなんだか少しうれしくなって、農業を応援する目的のチームをつくって、暫定的に<チームむかご>と名づけた。まずは<むかご>を本気で仕掛けて世に送り出したい、と目論んでいる。役に立つことを前向きに進めたい。農業を応援する賛同者、募っています!


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