生産の現場(農家さんの畑)、販売の現場(ファーマーズマーケット)は見たが流通の現場は見たことがない!
ということでチームむかごが知り得るなかで一番たくさんむかごを流通させてくださっているグリーン情報ネットワークの西牧さんの案内のもと、大田市場の見学に行ってきました。さわやかな朝の7:30です。
東京中央卸売市場のサイトによると、「特に青果物については、水産物における築地市場と同様、施設規模・取扱量ともに我が国最大の市場である。」とのこと。写真はごく一部に過ぎません、そしてこの建物と同じようなものがあと3つくらいあったような気がします。(小さい写真ですみません)
市場の中は構内運搬車両(写真)が縦横無尽に走り回っていました。
たまに車両同士でぶつかったりするらしいです。結構なスピードが出てるように見えましたが大丈夫なんでしょうか?
構内運搬車両が往来する中を平気で渡っていく西牧さん。ついていくのに必死でした。
中に入って最初に目に付いたのは中卸のお店でした。
市場でお買い物をするには業者としての登録が必要で、
<(登録した業者の人たちは車のナンバープレート見たいなのがついた帽子をかぶっていました)
登録していない一般の人たちはこの中卸のお店からなら買うことができる、とのことでした。
中卸のお店の並びを抜けると、いよいよ市場らしくなってきます。
広ーいスペースにいろんな産地・品物のダンボールが並んでいて、
そこかしこで競りが行われていました。
写真のように競りようのステージみたいなもので行われるのはその日の目玉商品だけで
あとはお目当ての商品のダンボールの周りに人が集まってきて、小規模の競りが行われていました。
通りがかっところではナス5kgが入った箱の競りが行われていたのですが、驚いたのはその値段。
1箱、5kgで300円とか400円とかでみなさん争っていました。
なす5kgだと多分50本くらいになると思います。確かに50本もいらないかもしれませんが、
旬でたくさん取れる野菜のあまりの安さにびっくりでした。
一通り市場を見て回った後は、冷蔵庫へ。
市場の中に並んでいるもので冷蔵する必要があるものは、午後になるとまた全部冷蔵庫に戻され、
また次の競りの時間に出されるのだそうです。
市場の始まりの時間は大体夜中の2:30くらいからで、早い時間は大手のスーパーなどが多いそうです。
流れとしては
市場→流通センター→各店舗
という流れだそうです。
ざっと見学したあとは隣接するホテルで朝食となりました。
11階のホテルの11階にレストランがあって、都立東京港野鳥公園も見渡せて眺めは最高。
レストランではいろんな話を聞くことができました。そのなかで
「昔は仕入れ担当のバイヤーが個人の判断で仕入れを行うことがあったが、最近のインターネット注文にと業務のマニュアル化によって予定されていた商品以外の入荷が体制的にもできなくなっていて、売れ残ってただ同然で取引されるものが多くなった。」(西牧さん)
という話をきいて、スーパーに限らず、便利さの代わりに失くしてしまったものがたくさんあることを強く感じました。
レストランのあとには、でっかい幸水・でっかい種無しピオーネ・きたあかり1箱・ねっとり長芋1箱
とものすごい量のお土産をいただき帰ってきました。
西牧さん、貴重な経験ありがとうございました!
これからもチームむかごをよろしくお願いします!!