2009年3月アーカイブ

山芋のあかちゃん「むかご」。

 

つまり「むかご」は種イモなのですね。

昨年、山芋農家さんを訪問して、畑を見せていただいたときに、畑に落ちて芽をだした「野良むかご」がいました。

また、「むかごの栽培方法がありますか?」

との質問も、全国のチームむかごメンバーのかたから寄せられました。

 

これはきちんと調べてみなさまにご報告せねばっ!

 

埼玉県大里の農業普及員さんに具体的にお話を伺うことができましたので、そちらからご報告させていただきます。

昨年、埼玉県妻沼のやまといも畑で収穫ツアーを開催した際には、大和芋生産者のみなさん、普及センターのみなさんに大変お世話になりました。

ありがとうございます!!

 

 

―むかごを育てるのは、小学校の時にやった朝顔やヘチマのレベルです。何もむずかしい事はありません。

庭であれば、日当たりの良いところに3~5㎝の深さにむかごを植えるだけです。
お彼岸が過ぎたので、もう、植えても良いです。

肥料は、色々種類があるので何をどれくらいっていうのは難しいですが、
花や野菜を作っていれば、それと同じくらいやればいいです。(やらなくても成りますよ。)


それと、当然ながら、ツルが伸びるので、ネットやフェンスなど絡みつく場所があるところじゃないといけませんね。


芋もできますけど、むかごからでは1年目は大して大きくならないと思うので、
掘り上げないでそのままにしておきましょう。
秋にはツルが枯れちゃいますけど、翌年は、また芽が出てツルが伸びます。

それから、ベランダで作りたいと言う方は、
できれば水はけの良い園芸培土(でも本当は何でも良いと思います)で、
バケツくらいの大きさ(土量)の鉢やプランターでやりましょう。
やはり、ツルは伸びるので絡まるモノが必要です。

 
バケツを使うときは、必ず底に水が抜けるような穴を開けるようにする必要があります。
そうでないと、水がたまって腐ってしまいます。

 

 

とのご回答をいただきました。

  

また、茨城の鉾田市箕輪農園さんにもお話を聞きましたが、

むかごから栽培するのであれば、なるべく大きいむかごを選んだほうがよいそうです。

わ~、ツルがにょきにょき伸びていく~!

とまではいかないそうなのですが、背丈くらいまではいくのではないでしょうか。

 

土地によって、またむかごのお母さん長芋の種類によって、こちらも様々なのでしょうか。

ちなみに、山芋を100gくらいにカットして、そのまま土埋め、肥料をあげていれば、

同じようにツルが伸びてきて、むかごがなるそうです。

 

ぜひチャレンジしてみたい。

ということで!

事務局でもプランター栽培に挑戦です。

こんな感じで、まずはうまく芽がでることを願ってます。

 

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(手前の葉っぱはむかごとは関係ないです。すみません・・。奥の部分にむかごを埋めました!)

 

チームむかごのメンバーになってくださっている方は、そのほとんどが消費者です。

むかごが大好きでたまらない人、

日本の農業や自給率に危機感を感じて、何か自分も関わるきっかけを探している人、 自分たちの問題としてきちんと捉えていきたいと考えている人。

 

まず1番に消費者にできることは、農業の現場を自らの食生活に結びつけることでしょう。

最近になって、政府も積極的に国産食材を食べるプロジェクトを進めています。

目の前の食卓に並んだ食材の先にある農をイメージするのとしないのでは大きな違いがあるのではないでしょうか。

 

 離れすぎていてイメージがむずかしいな、そんなときは

地域の直売所などで農家さんとお話をしてみたり、畑を訪ねてみるのはいかがでしょうか。

市や県や企業が主催している産地ツアーなどに積極的に参加するのもいいと思います。

実際に目で見て耳で聞いて、肌で感じることは、大きな刺激として残るはずです。 

 

心も近く、土地も近い。

そんな生産者と消費者の関係がもっともっといろんな地域でできていくといいですね。 

 

 

 

週末、21日22日に開催されました、Farmer's market @GYRE のご報告つづきです。

 

 

黒にんにく JAおいらせより

 

黒にんにくって何?!

と、不思議そうに眺めるお客さんがたくさんいらっしゃいました。

ブログ内でも紹介しています。

http://mukago.jp/2009/03/farmers-market-4.html

 

kuroninniku2.jpg

 

もっと試食をしてもらえばよかったなぁ、と反省しています。

黒にんにくは、乾燥させた生のにんにくを、高温で約1か月発酵させます。

その結果、中のにんにくだけ真っ黒になり、栄養価も大ジャンプするのです。

 

今回ご購入していただいた方から、さっそく感想お便りをいただきましたのでご紹介させてください。

 

友人知人たちの集まりへ顔を出し、少し仕事で疲れてる人がいたので、黒ニンニクを披露したら、場にいたみんな、やはり驚き、「すごい、すごい」と、興奮してました。


味も、みんな「美味しい」と。そして「欲しい!」とも。
ニンニク臭くないので、女性にも人気でした。
(疲れてる都会人には、黒ニンニクは、これからの必須アイテムになる・・・・ような、予感が)


思えば、農家の方の、知恵と努力のたまものですね、ほんと。なんだか感謝の気持で一杯になります。』

 

とっても嬉しいお言葉、ありがとうございます。

実際に召し上がってみないとわからないのですが、にんにくの匂いがお口に残らないのです。

元気を出したいとき、美容を気にする女性にも、おススメです、黒にんにく!

農家さんから、頑張る人たちへ応援の気持ちがいっぱい詰まっています。

来月も少量ですが、お店に並べたいと考えています。

 

それから、みなさんの感想をお待ちしています。

自慢のレシピなどもぜひぜひ教えてください。

こちらまで~

info@mukago.jp

 

 

 

 

 

21日22日と、2日間のFarmer's market@GYRE、参加させてもらい、

たくさんのお客さんにきていただきました。

 

 

 

200903221252002.jpg 

商品を購入してくださったかた、ブースに寄ってくださったかた、お話聞いてくださったかたも、

みなさん本当にありがとうございます。

 

むかごは大人気で、一日目は売り切れ。用意不足でごめんなさい。。

2日目も合わせて、約10キロのむかごたちが、あの小さなブースからお客さんのもとへ旅立ちました。

涙が溢れるほどの嬉しさを、チームむかごスタッフ一同胸いっぱいに感じています。

保存は冷蔵庫でお願いします。1ヶ月は大丈夫です。

今回メインのむかごは、北茨城の自然薯むかごでした。表面がつるつるしていて皮が薄く、ぽくぽくした食感が特徴です。

チームむかごに連絡をくれ、生産者メンバーになってくださった2軒の自然薯農家さんから送ってもらいました。

近く、畑に訪問してみたいと思っています。

 

また、今回はむかごの他にも、畑の宝物たちが注目されました。

改めて紹介したいと思います。

 

アピオス 埼玉県熊谷より

栄養抜群、おいものようで実はマメ科。食物繊維やカルシウム、鉄などが豊富に含まれています。

試食をなさったお客さんは、みなさん口を揃えたように、おいしい~とおっしゃってくださいました。

アピオスはまだ日本ではなじみのない食材です。埼玉県のほか、東北地方で多く作られています。

まだまだ謎が多いですが、期待の新星間違いなしですね。チームむかごのみなさんで掘り起こしていけたら素敵です。

ちなみに、今回のアピオスは、無農薬栽培です。糖度が高くて、自然な甘さがくせになるほど美味しいです。

茹でても蒸しても、揚げてもいける。ただ、栄養ばっちりなので、食べすぎに注意なのです。

次回のマーケットでも販売できたらと思っています。

冷蔵庫でむかご同様、保存が可能です。

 

 

きたあかり&インカのめざめ ファームウメムラさんより

完熟じゃがいもとは、収穫期を遅くしてでも、畑の土の中でそのままにしておき、甘さを最大限引き出したもの。

出回っている多くのじゃがいもは、完熟前に掘り出され出荷されています。そのほうが、畑の使用効率がよいということもあるそうです。

それに、完熟してしまうと、表面にしわができたりざらざらしたりして、「きれい」じゃない。

 

しかし今回のマーケットでは、食べものがその内に秘めている「美しさ」「輝き」を見た気がしました。

何よりも、試食をしてくれたお客さんの驚きの声と笑顔が、証拠です。

もちろん味もそうです。「美味しい」ことは、食べものが「輝く」ための大切な条件の一つ。

 

もうひとつ、食べものが「輝く」ための条件。

口に入れた人を笑顔にすること、その食べものをきっかけに人と人の会話やつながりが生まれること。

「もう一度食べたい」、「もっと食べたい」、「料理してみたい」、

「誰かに食べさせてあげたい」、「美味しさを伝えたい」、「誰かと一緒に食べたい」。。。

私たちの心に、わくわくする気持ちや感動を起こしてくれて、

畑の風景をイメージさせてくれる、

そんな食べものたちが、「畑の宝物」ではないでしょうか。

 

 

表面の側がざらざらしていた、梅村さんのインカのめざめは、

マーケットの日曜日の朝、枝元宅のキッチンで茹であげられ、

きらきら黄金に輝いて、ほっこりと顔を出していました。

 

 

報告は次回へつづく・・

緑だいこんの次は、黒いにんにく!

今密かに(?)注目されている「黒にんにく」が畑の宝物に仲間入りです。

青森県六戸で、ねっとり長芋とにんにく、りんごなどを生産している、チームむかご応援隊農家さんから届きました。

写真のように、中のにんにくが真っ黒になっています。

kuroninniku2.jpg

収穫して乾燥させたにんにくを、

約60度から70度で1か月、じっくり発酵させたのが黒にんにくです。

 

 

ポリフェノールが約6倍もあるとのこと。

そして、アミノ酸が生にんにくより豊富に含まれています。

 

かさかさになった皮をむくと、つるんとしてぷよぷよした黒にんにくが顔を出します。

食感は、よくプルーンのようだともいわれますが、なるほど確かに食感は。。。

そのままフルーツ感覚で食べれますし、ダシに使うこともあるそうです。にんにくのとがった臭さが嘘みたいに消えていて、まろやかな甘さを感じることができます。

 ちょっとクセになる味かもしれませんね。

 

栄養たっぷりですので、1日1~2片がちょうどいいそうです。

季節の変わり目、体力が落ちていたり疲れているなと感じた時、元気をくれる一粒です。

kuroninniku1.jpg

 

今回は、古里進さんがつくった黒にんにくがお店に並びます。

限定20個です。1個450円。

じっくり磨きをかけた黒く光る宝物をぜひご賞味ください。

 枝元レシピ、黒にんにくのソースもご紹介できればと思っています。

 

☆黒にんにくのご注文、お問い合わせは「JAおいらせ」までお願いします。

http://www.ja-oirase.or.jp/index.html

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みどり色の大根をご存知でしょうか?

 

正式名称は『江都青長』といいます。

中国野菜です。

今回のマーケットのために、北海道千歳のファーム・ウメムラさんから送っていただきました。

梅村さんの完熟じゃがいも(きたあかり・インカのめざめ)も、もちろん一緒に販売する予定です。

 

midoridaikonn.jpg 

 

 

緑だいこん、と呼びたいと思います。

緑だいこんの長さは20センチ~30センチくらいで、一般の大根よりも小ぶり。

野菜室にもすっぽりおさまります。

 

緑だいこんの自慢は、

まずは、豊富なビタミン。

別名「ビタミン大根」とのお話も。ビタミンCが普通の大根よりも多く含まれています。

 

保存がきくんです。

梅村さんが送ってくださった緑だいこんは、昨年の10月に収穫したものです。

そもそも緑だいこんは、お盆に種をまいて、10月の中頃に収穫します。

それから、北海道の冬をじっと過ごし、鮮度をキープし続けているのです。

ご家庭で保存する場合は、新聞紙にくるんで、冷蔵庫で保存してください。まだまだイケるそうですよ。

水分が少ないという要因もあるでしょう。

料理なさるとわかると思いますが、水分が少なめで、サクサクという歯ごたえです。

 

そして、美味しいです。

サラダにしても、煮物にしても、すりおろしても、美味しさを実感できるはずです。

鮮やかな緑色で、食卓が明るくなりそうですね。

先月、梅村さんのお宅を訪問しましたときに、緑だいこんおろしがタップリのったお鍋をご馳走になりました。

梅村家の自慢の一品、美味しかったです。

あ、でもお味噌やお醤油などで煮ものにするときは、緑と混ざってちょっと怪しげな料理になるとかならないとか・・・。ここだけご注意あれ!

 

 

緑だいこん、ななな、なんと限定5本です。

21日と22日、分けてお店に並べようかとも考えていますが、どうなるかまだわかりません。

気になる方はお早めにおいでくださいね。

 

 

 

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今週末に開催される

Farmer's market にて、今年度の、チームむかご発のむかごは最後になります。

比較的保存がきくむかごですが、やっぱり旬のものは旬に食べるのが、おいしくいただくための鉄則かもしれません。

 

今回は、前回販売した岩手県産の有機栽培むかごに加えて、

北茨城産の自然薯むかごもご用意しました。

北茨城で、自然薯研究に励んでいらっしゃる農家さんから、直接送ってもらっています。

昨年末から、北海道の札幌の杉原商店さんのヒット商品になっている自然薯むかご。

チームむかご事務局からは、昨年は岡山県吉備中央町の自然薯むかごをおすそ分け発送していました!

 

自然薯むかごの特徴は、

皮が薄くてつるつるしていること、むかご特有のクセがないこと、ぽくぽくしていてお豆のような食感、などです。

茹でていると皮がはじけることもあります。

また、芽が出にくいので、冷蔵庫での保存がしやすいのもいいところです。

 

やまぐちめぐみさんに焼いていただくケーキにも、この自然薯むかごを使用していただくことになっています。

甘さ十分なので、お菓子にもマッチするはずです。

 

お母さん山芋によって、赤ちゃんむかごもさまざまです。

みんなそれぞれの良さを持っています。

いろいろなむかごを召し上がっていただけたら嬉しいです。

 

 

 

 

 

 

 

こんにちは。

春の穏やかな日差し、強風、雨。。。くるくると変わる春のお天気です。

気づけばもう3月も後半に突入です。

 

お知らせです☆

今週末21日、22日に原宿表参道のGYREビル地下にて開催される、

ファーマーズマーケットに、チームむかごが参加することになりました。

↓詳しくはこちら!

http://www.tokyodesignflow.com/event/fm.html

 

1月31日に初めて、ワンテーブルをいただき、小さなお店を出しました。

訪れていただいた方々、購入してくださった方々、ありがとうございました。

 

今回は2日間、お店を出します。

前回の商品の他に、新たな「畑の宝物」も登場します。

今週、少しずつ、商品を紹介していきたいと思いますので、チェックしていてくださいね。

 

ちなみに、むかごは、今年度最後の販売です。

岩手県産の有機むかごと、北茨城の自然薯むかごを並べます。

 

前回好評だった、むかごケーキ。

今回は自然薯むかごも使用していただき、やまぐちめぐみさんに焼いていただきます。

↓やまぐちめぐみさんのお菓子紹介

http://kokori.exblog.jp/

こちらもお楽しみにしていてください!

 

 

3月になりました。

まだまだ寒い地域も、暖かくなり始めた地域も、

少しずつ、畑の準備をする時期でしょうか。

 

今年度、むかごを購入してくださったみなさん、むかご料理を楽しんでくださったことと思います。

むかごの事務局からお届けしたむかごは、1キロ単位でしたので、

全部食べることができなかった方も、もしかしたらいらっしゃるかもしれません。

 

保存袋で冷蔵庫に入れれば、もう少し、保存できます。

 

芽が出てきていたりするむかごは、

おうちの庭に埋めたりしてみてください。

むかごはそのまま種イモになりますから、暖かくなると、芽が出てくるそうです。

 

山芋を栽培するとなると、むかごからでは少し大変ですが、

地上にツルが伸びていくので、夏の暑さをやわらげてくれる緑のカーテンにしたり。

むかごでエコ。

いいかもしれませんね。

そのまま秋になれば、ツルにむかごもつくでしょう。

 

事務局には、あと少し、むかごが残っています。むかご栽培にもチャレンジしています。

今年度の「おすそ分け発送」は今週で終了予定です。

ご注文くださったたくさんの方々、ありがとうございました。

 

来年度は、むかごに次ぐ、新たな宝物食材もみなさんにお届けできたらと思っているところです。

応援よろしくお願いいたします!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

1月31日に参加させていただいた、原宿表参道のファーマーズマーケットにて、

「アピオス」という食材をお店に並べました。

http://mukago.jp/2009/01/farmers-market.html

 

とても人気で完売!

初めてご覧になったり試食したりするお客さんがほとんどで、

いくつか質問をいただきました。

 

お答えすることができなかった、アピオスについてもう少し詳しいことを、ご報告します。

 


アピオスは芋の状態によってですが、そのまま種イモになるそうです。

地中では、種イモを取り巻いて、落花生のように数珠状になります。ひとつの蔓からは約200gしか収穫できないとのこと。

また、地上には、なんと4メートルを越す蔓をはわせ、夏には、藤色の美しい花をつけます。

そのあと、夏から秋に収穫です。

 

 

アピオス 花.jpg 

 

 

 

アピオス 生産者3.jpg

 

今回は1月末でもとっても元気でした。冷蔵庫など涼しいところでの保存がきくので、ほぼ1年間、食べることができます。

 

蒸したアピオスは、茹で落花生のような味もしました。

揚げ焼きにしたアピオスにカレー粉をふったり、スライスしてフライドアピオスもとても美味しい!

「ワインに合います」お店で試食したフランス人の料理の方をうなづかせたのでございます。

 

 

イモのようで実はマメ科。

大豆イソフラボンや繊維が豊富に含まれています。

 

むかごと一緒にアピオスの魅力も発信していけるといいな、そう考えています。

 

 

情報提供:埼玉福興・グリーン情報ネットワーク

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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