地震発生から一週間後に立ち上げたチームむかごの被災地支援活動ですが、その後、温かく力強い反響をいただいています。
混乱した状況の中、手探りで始めた活動ですので、ご連絡いただいたみなさんには少なからずご迷惑をおかけいたしました。私たちの準備不足を責めることなく、熱い思いで背中を押していただいたみなさんにお礼を申し上げます。
チームむかご被災地支援活動の立ち上げから現在までの報告をさせていただきます。
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■3月18日。チームむかご第一回支援物資納入。
被災地に物資を運搬し配布している支援団体、セカンドハーベストジャパン(http://www.2hj.org/)に、枝元なほみ+アシスタントチームがフル回転して仕込んだ以下の食品を納入しました。
- 雑穀クッキー 約400枚
- わかめふりかけ 約300食分
- ドライイチジク入りパン 約70個
そして次回の納入に向けて準備していたところ、セカンドハーベストジャパンの仙台中継基地の担当の方から、直接メールをいただきました!
輸送便で受け取らせていただき、食べさせていただきました。ほっとする優しい味で、 こころが落ち着きました。何よりみなさんの温かいお気持ちに感謝すると共に被災されている方々に幸せな気持ちになるなるような食を提供したいと想います。長期戦になります。 短期の支援はほぼ収束してきております。みなで継続的な支援ができるように考えて行きたいですね。
大混乱しているはずの前線基地から、わざわざ連絡をいただけるなんて!
がぜん燃える枝元なほみ&チームむかごスタッフ。
準備不足に臆することなく、活動をもっと外部にも広げようと呼びかけを行いました。
調理作業のボランティアを呼びかけ、また料理家の先生方にもご協力を呼びかけました。
その後、賛同のご連絡をいただいた料理家の先生方20名以上!
まさにドリームチーム!
ボランティアの応募にも多数の反響をいただき、20日と21日の連休に枝元なほみ+ボランティアチームで仕込み作業を行いました。
■ 翌23日に梱包と納入。
今回納入したのは、
☆イリヤプラスカフェ (http://www.imadoworks.com/iriyaplus/) 提供
ビスコッティは、おいしく食べやすく、避難所でも喜ばれるそうです。
- 無添加天然酵母パン約60個
- ビスコッティ300個
- ブラウニー15個
☆夏梅美智子さん+狛女組(http://komame.comae.net/) 提供
これがふりかけの味か!と驚くおいしさ!写真が悪くて申し訳ありません。
- 絶品ふりかけ おにぎり約300個分
☆鈴木今日子さん 提供
ひとつひとつに「ファイト!東北」のラベルが!
- 無添加クッキー128個
- 手作りクッキー73個
☆チームむかご
- スマイルクッキー(ドライいちご入り) 450個
- かぼちゃクッキー 240個
- 雑穀クッキー 460個
- フリーズドライジャガイモ粉末(離乳食用) 560gを小分けにパッケージ
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よっしゃー、できたー!行ってこーい!!
小雨が降る中、納入に行ったセカンドハーベストジャパン。
続々と物資が集まってきています。
大量に作ったつもりの私たちの手作り食品が、なんともささやかなものであることを痛感しました。そしてこの災害の巨大さを改めて思い知らされました。
受付で「チームむかご」であることを告げると、なんと仙台の前線基地からメールをくれた担当の方と直接お話することができました。
セカンドハーベストジャパン フードバンク部 配島さん
現在の支援現場の状況や、今後の段階的な展開の話などお伺いすることができました。
しかし、なによりうれしかったのは、被災地にうまいものを届けるというのはたいへんいい試みだと言ってもらえたこと。さらに、賞味期限が2週間前後の食品でも、「チームむかご」と箱にわかるように表示しておいてもらえれば対応する。と言っていただけたことです。
「長期戦は必至なので、いま疲弊してしまわないよう、力をセーブして。熱意を次のフェーズへとつなげてください。一緒にやっていきましょう!」
放射性物質が含まれているかもしれない、などと流言も飛び交う雨が降る中、黙々と働くセカンドハーベストジャパンのスタッフの姿に、ダイトウもちょっと胸が熱くなりました。
セカンドハーベストジャパンの支援物資運搬トラック
私たちの用意できる食べ物は、巨大な災害に対してあまりにもささやかなものですが、どんな災厄も人の絆までは破壊できないことを被災地の方々に伝えられればと願っています。
長い活動に成長させていきたいと思います。
今後ともよろしくお願い申し上げます。