11月29日土曜日、埼玉県の妻沼にて、「やまといも&むかごツアー」が開催されました。
お天気に恵まれ、利根川には鳥たちが気持ちよさそうに浮かんでいます。
埼玉県内を中心に子ども大人約30名の方々が参加した収穫ツアー、
チームむかごメンバーの方もご参加くださいました。
やまといも生産者の小林さんと田中さん 今年、むかご畑をつくってくださいました!
ほとんどの人がむかごを食べたことがないことが判明。もちろん収穫は初体験です。
消費者も少しでも農業を理解して、応援していくことが必要です。畑を訪れて、農家さんと実際に話をすることが大切です。
広さ6反のやまといも畑。
夏にもこもことのびていた蔓は、すっかり枯れて、地面にはぽろぽろとむかごが落ちています。
今年は、お盆明けに雨が多く降ったため、やまといもも、むかごも不作だったそうです。
むかごは全体的に小粒でしたが、参加者のみなさんは、とても楽しそうにむかご拾いをしていまし
た。
大きいやまといも収穫!これで今夜のおかずはバッチリだ。
参加者からはこんなお話を聞きました。
「今は食べ物にあふれている時代ですが、満足に食べることができなかった時代は、お米がとても貴重なものでした。お米のかさを増やすために、むかごご飯を炊いて食べていたのですよ。」
懐かしい気持ちと、そして今また新しい食べ方で広まりつつある<むかご>を知りたくて、参加なさったそうです。
「むかごはとても貴重品。おいしいのにみんな知らないのですね。なかなか売っていないから、農家さんからもらえたらラッキーと思っています。とてもいい収穫ツアーでした。」
お子さんと参加なさったお母さん
「農業に関心があるとは言えないけれど、子どもたちに食の大切さをわかってほしい。食の成り立ちをわかってもらい、尊さ、いただくという意味を考えてほしい。やまといもの料理方法がよくわからないので、今日はそれを楽しみにきました。」
むかご拾いの脇では、やまといもの収穫も。
機械でほりおこしところから、一本一本やまといもを掘ります。
機械で土を掘り起こしたあとの、手で一本一本掘り出す作業が大変だそうです。
午後からは近くの小学校でお料理教室を行いました。
やまといもとろろのスープ・ネギと豚バラの酒蒸し鍋・むかごサラダ。
用意してくださった豚汁・お稲荷弁当もあわせて、みなさんでおいしくいただきました。
やまといもむかごの塩茹で。ねっとり感があって甘さも十分!
ネギと豚バラ肉の酒蒸し鍋
むかごサラダ
やまといもは、ヤマノイモの中でも粘りが強いことが特徴です。また小ぶりなので、使いやすいところも人気の理由だそうです。
めぬまの大和芋は道の駅めぬまにて販売しています。
物産センターのほかにも、大和芋料理や、なんと!ネギや大和芋を使用したジェラート屋さんも!
これがまた美味しいのでお薦めです。
みなさんお疲れ様でした。手にも心にもたくさんのお土産ができたことと思います。
また来年もお会いしましょう!