夜もこんこんと更けてきましたが、話も食も尽きる気配がありません。
「料理の仕事って、ちょうど生産者と消費者の中間に位置していると思うの」
「そう、その位置から見えることを伝えなくてはならないし、できることをしていかなければならないのよね」
"生産者と消費者をつなげたい"というチームむかごの理念でもある想いを確かめ合いました。
今の世の中の食べものは、その価値基準の大部分を「価格」においています。
過剰に追求された経済性とか合理性とかが、いつのまにか食べものの価値基準にも侵入してきて、
食べものは「高い」か「安い」かで判断されることが多くなりました。
もうひとつが、「外見や形」。「規格」です。
まるで工場でつくられたようにまっすぐなきゅうりたち、同じ大きさのトマトたち。
「消費者の立場からすると、必ずしも形がいいものを望んでいるわけではないのよ。料理にあわせて大きいトマトがよかったり、小さいトマトが使いやすいときもよくあるのではないかしら。生産者は規格外になった作物を廃棄することもしばしばと言う。なぜ、ここがうまくつながらないのか。」
「生産者と消費者をつなげること、つながりを提案していくこと、そんな種をまくことが、私たちのできることだと思うのよ。
食べものを選ぶときの基準は、価格だけでもなくて、形だけでもなくて・・・。
売り場の先にある生産者の想いや、畑の景色、おいしさ、そこにもっと価値をおくような、生産者と消費者をつなぐシステムを、<むかご>で作っていきたいの。」
チームむかごの活動を新聞記事で知って、ご自身の方向性と近いものを感じたという松田さん。
間違っていませんでした。ドンぴしゃりです。本当にありがとうございました。
<チームむかご北海道>、少しずつ、少しずつ輪を広げていきましょう。
【むかごと鹿のリゾット】レシピ紹介しています!
鹿鍋を最後はリゾットに。松田さんの腕で、むかごがイタリアンに!!
松田さんのブログにも載せていただきました!