6月28日。青森六戸を発ち、チームむかご一行は、次なる旅先を求めて、列車に乗り込んだのでした。
青い森鉄道・IGRいわて銀河鉄道線を乗りつぎ、岩手県の二戸を目指します。
光にあたってきみどりに揺れる田んぼ、きらきら流れる川、収穫を待つにんにく畑、、、
山と山の間にある集落をつないで走る列車の窓からはつぎつぎと景色が飛び込んできます。
気持ちよさにウトウトしかけていると、気づけば二戸に到着。
岩手県二戸農業改良普及センターの佐藤さん、さくらんぼ農家の安藤さんにお会いしていただきました。
最初に連れて行ってくださったところは、駅前の雑穀料理のお店。
店長さんが、安藤直美さんです。
雑穀茶屋『つぶっこまんま』
http://www15.ocn.ne.jp/~tubukko/
ちょうどお店の工事中でだったので、安藤さんのお宅のさくらんぼ畑に移動。
甘くて大きくてとっても高級なサクランボをぱくり。
なんと安藤さんが雑穀お料理を、ケータリングしてくださったのです。
雑穀お結び・南蛮味噌・いなきびとおからのサラダ・きゅうりの漬物などたくさん!!
安藤さんご自慢のけんちん汁
佐藤さんと、とても元気な息子さん。
この地域は雑穀文化を発信して、注目を集めている場所です。
昔、東北のこのあたりでは、飢饉や冷害の被害をうけることがたびたびあったそうです。
その時の対策として、地域の人々は、普段から雑穀を食べて、米をとっておくようにしていました。
お米は本当に貴重な存在だったのです。
食べるため、生きるための雑穀。
けれど地域の人々は、そのような中でも、雑穀をおいしく食べるための工夫をしてきました。
<おいしいものが食べたい>その願いはいつの時代も変わらないもの。
そんな願いと知恵と工夫がいっぱいつまっているのが、二戸の雑穀文化なのです。
その文化を大切にしていきたいと、安藤さんは活動しておられます。
デザートにはへっちょこ団子。たかきびという雑穀でできたお団子です。
佐藤さんの息子さんも、お皿をぺろりとなめてしまうほどでした。
(気づけば、食べ終わる寸前!あわてて撮ったへっちょこ団子)
さくらんぼ畑の雑穀ランチ、とってもおいしかったです。ごちそうさまでした!