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むかご行脚・むかごはどうして広まらない?②~茨城県鉾田編~

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むかごがなかなか流通しない、もうひとつの理由。

それが『農薬』の問題です。

 

『登録農薬』というものがあります。

作物によって使用してもいい農薬が登録されており、登録されていない農薬がかかってしまった場合は、販売することができないという法律があります。

 

茨城 箕輪さん 山芋の葉むかごに使用してもいいものとして、登録されている農薬は、とても少ないのが現状です。

多くの農薬は、山芋類への使用目的に登録されています。

なので、<山芋>としか記されていない農薬を使用して栽培した場合、

その山芋からとれるむかごを販売することはできないのです。

 

 

 

むかごにも使用できるように登録をとりなおせばいいのでは?

と考えますが、登録をするためには、長~い期間と、膨大な作業とお金が必要で、

現在は捨て置かれてるだけのむかごのために、わざわざ行う必要はないというのが主な主張です。

 

なので、数少ない<山芋とむかご両方に使用することが許可されている農薬>を使用した場合のみ、

商品として販売までこぎつけることができるのです。

 

むかご行脚でお会いしてきた生産者のかたは、みなさん農薬の問題はクリアされている方です。

無農薬であったり、むかごと記載されている登録農薬を使用されています。

 

現時点では、むかごに使用してもよい農薬を増やすことは不可能でしょうし、

少ないながらも許可の下りている農薬を使用するように、などということは誰も、生産者の方に呼びかけることはできません。

最初はちょっとずつむかごを広めていって、時間をかけて、一つの産物として認められていくことを目指していくうちに、

気づいたら、むかごがどんどん登録されていた、なんて日が訪れるかもしれないですね。

 

さて、お待たせしました。続きは箕輪さんの畑で・・・。

 

 

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