『お世話になっているみなさまへ』 枝元なほみ
温かな立春の日が過ぎ、2月5日になったばかりの深夜に母が急逝いたしました。
84才でした。
84才でした。
持病で入院中ではありましたが、退院の話もでていたおりの急変でした。
突然のことゆえまだ気持ちの整理もままなりませんが、それでも 84才。持病をわずらいながらもがんばって長生きしてくれたと、思っています。
長く小学校の教員をしていた母が仕事から帰って大急ぎで食卓をしつらえる後姿を見て、私は育ちました。料理を仕事とする今となってレシピを考えるときに、忙しい時間をやりくりしてキッチンに立たれる方を想像してしまうのは、この母の後姿があったからだろうと、改めて思ったりしています。これから咲く花が、つながっていく花がいただきたい、と申すような気がいたしました。本当に差し出がましいとは思いつつ、以下のサイト内の『枝元・母チャリティ』をご覧いただけたらと思っております。
おそらくたくさんの方にそうであるように、いわば私の最初の料理の先生でもありました。それも食べて暮らしていくそのこと自体を、後姿で教えてくれたのだと思っています。
お知らせをしたほうがいいのかもかどうか迷いましたが、通夜、葬儀などにお気遣いをいただくことを母が恐縮するように思えて、ご連絡をさせていただいた次第です。
弔電やお花はご遠慮させていただきたいと存じます。 そしてもし、お花をとお考えいただけるのであればそのかわりに、3.11の震災復興にご寄付をいただけたらと考えました。
意外なところに現実的な母親でありました。
GIFT HOPE http://gifthope.jp/
唐突なお知らせで失礼いたしました。終わっていく冬が形をかえて咲く春がやってきますよう。
枝元なほみ
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